日本のチカラ #424 島が誇るメロディー ~沖縄音楽の母 金井喜久子~
テレビ朝日
5月10日 土曜 5:20 -5:50
「沖縄音楽の母」と呼ばれる作曲家、故・金井喜久子。大正から昭和初期、時代の流れに翻弄されることなく、沖縄への愛を音楽で表現し続けた金井の人生に迫ります。
日本人女性として初めて交響曲を作曲したのは、沖縄・宮古島出身の音楽家でした。「沖縄音楽の母」と呼ばれる作曲家、故・金井喜久子。偉大な功績を持ちながら沖縄県内でも一部の人にしか知られていなかったその音楽人生が、今脚光を浴びています。大正から昭和初期、今以上に沖縄文化や女性の地位が卑下されていた時代、出身やジェンダーの壁に抗い、沖縄音楽の素晴らしさを伝えていった金井。
作曲したクラシック音楽には、沖縄民謡の旋律が組み込まれ、聞くだけで心が躍ります。金井はその音楽に、こんな思いを込めたと言います。「戦争に負け、異民族に統治されてはいるが、心までは売っていない、沖縄の心を取り戻したい」…時代の流れに翻弄されることなく、沖縄の誇りを胸に故郷への愛を音楽で表現し続けた金井。その人生と音楽は、時代を超えて、今を生きる私たちへのエールとなっています。
全国各地の「魅力あふれる産業」を通して、地域の歴史や文化・人々の英知や営みを学び、日本の技術力・地方創生への道・温かいコミュニティー、生きるヒントを描き出す、教育ドキュメンタリー番組。
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